ホンダ Super-ONEを試乗してきた。シビック e:HEV RSより段違いに楽しい!【写真10枚】

2026年08月31日(月) カテゴリ: ブログ,

ども。おやじです。

先日、Honda Carsでホンダの小型EV「Super-ONE(スーパー ワン)」に試乗してきました。

同じ日に試乗したのが、先日紹介した「シビック e:HEV RS」です。

シビックRSもしっかりした乗り味で、Honda S+ Shiftの疑似変速やサウンドが面白いクルマでした。

ところが、そのあとにSuper-ONEへ乗ってみると……。

運転の楽しさでは、こちらのほうが段違いに面白い!

コンパクトな車体がきびきび動き、アクセルを踏むたびに気持ちよく前へ出る。BOOSTモードを使えば加速が一段と力強くなり、疑似エンジンサウンドまで加わって、思わず笑ってしまうほど楽しいクルマでした。

ブーストバイオレット・パールのホンダ Super-ONE フロント斜め


Super-ONEってどんなクルマ?

Super-ONEは、N-ONE e:のプラットフォームをベースに開発された小型EVです。

軽自動車規格には収まらない全幅1,575mmのボディーに、張り出したブリスターフェンダーやワイドタイヤを採用。見た目のかわいらしさを残しながら、走りを意識した専用モデルに仕上げられています。

主なスペックはこちら。

  • 駆動方式:FF
  • 乗車定員:4名
  • 全長×全幅×全高:3,580×1,575×1,615mm
  • 車両重量:1,090kg
  • モーター最高出力:通常47kW/BOOSTモード時70kW(95PS)
  • 最大トルク:162N・m
  • 一充電走行距離:274km(WLTCモード)
  • タイヤ:185/55R15
  • 全国メーカー希望小売価格:3,390,200円(税込)

※価格・仕様は2026年8月時点。登録諸費用や有料色などは別途必要です。

車両重量は1,090kgとEVとしてはかなり軽量。床下にバッテリーを搭載しているため重心も低く、この軽さと低重心がSuper-ONEの軽快な走りにつながっています。


外観:小さいのに、かなり迫力がある

試乗車のボディーカラーは、Super-ONEのイメージカラーでもある「ブーストバイオレット・パール」。

かなり鮮やかな紫色ですが、Super-ONEの遊び心ある雰囲気によく似合っています。

フロントは丸形ライトを生かしたN-ONEらしい顔つき。一方で、張り出したフェンダーや専用バンパーによって、かわいいだけではない力強さも感じます。

ホンダ Super-ONEのリア斜め

リアには大きめのルーフスポイラーを装備。ブラックのパーツと紫色のボディーの組み合わせで、後ろ姿もかなりスポーティーです。

N-ONEをワイド化して、ギュッと踏ん張らせたようなスタイルですね。

ホンダ Super-ONEの15インチアルミホイール

タイヤは185/55R15。

小さなボディーに対してタイヤがワイドなので、見た目にも安定感があります。マットブラックと切削加工を組み合わせたアルミホイールも、Super-ONEの雰囲気によく合っています。

おやじ的には、この小さくてワイドなスタイルがかなり好みです!


内装:乗り込んだ瞬間から楽しくなる

室内はブラックを基調に、ブルーとホワイトを組み合わせた専用スポーツシートを採用しています。

助手席側から見たホンダ Super-ONEの内装

左右でブルーの入り方が異なるアシンメトリーなデザインで、普通のコンパクトカーとは少し違う遊び心があります。

ダッシュボードにはブルーのラインイルミネーションが入り、通常走行時でも車内の雰囲気はかなりスポーティーです。

ホンダ Super-ONEの運転席とインパネ

ステアリングの右側には、紫色のBOOSTスイッチがあります。

いかにも「押してください」と言わんばかりの目立つボタンで、こういう分かりやすい仕掛けは嫌いではありません。

シフトはボタン式。Google搭載の9インチHonda CONNECTディスプレーや、電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールドなども装備されています。

ホンダ Super-ONEの専用スポーツシート

専用シートは見た目だけでなく、身体をしっかり支えてくれる感覚がありました。

Super-ONEは加速だけでなく、交差点やカーブでもきびきび向きを変えるので、こうしたホールド感のあるシートは相性がいいと思います。


BOSEサウンドの音質がいい!

Super-ONEには、BOSEプレミアムサウンドシステムが標準装備されています。

8スピーカー構成で、荷室の床下には大きなサブウーファーも設置されています。

EVはエンジン音がないため、走行中の車内が比較的静かです。その静かな環境で聴くBOSEサウンドは、音がクリアで低音もしっかりしています。

小さなクルマだから音響にはあまり期待できないかと思っていましたが、これは予想以上でした。

好きな音楽をいい音で聴きながら走るだけでも、移動時間が楽しくなりそうです。


走りの感想:軽くて、きびきびして、とにかく楽しい!

Super-ONEで走り出して最初に感じたのは、車体の軽さです。

アクセルを少し踏むだけでスッと前へ出て、ハンドルを切ればクルマが素直に向きを変える。大きなクルマにはない、軽快で身軽な感覚があります。

モーター駆動なので、アクセルに対する反応も早いです。

街中の速度域でもきびきび走るため、無理に速度を出さなくても運転を楽しめました。

床下にバッテリーを搭載した低重心の効果なのか、小さくて背の高いボディーでもフラフラする感じは少なく、思った以上に安定しています。

ただ速いだけではなく、クルマ全体がドライバーの操作へ素直に反応する。

これがSuper-ONEの一番楽しいところだと思います。

BOOSTモードが面白すぎる!

そして、Super-ONE最大の見どころがBOOSTモードです。

ステアリングにある紫色のBOOSTスイッチを押すと、モーターの最高出力が通常の47kWから70kWへアップします。

アクセルを踏み込むと加速が明らかに力強くなり、小さな車体がグッと前へ飛び出していくような感覚があります。

同時に、車内にはアクティブサウンドコントロールによる疑似エンジンサウンドが響きます。

EVなので実際にエンジンや多段変速機があるわけではありません。それでも仮想有段シフト制御によって、加速に合わせた音や変速感が演出されます。

さらに、メーターとインパネのイルミネーションが青から紫へ変化。

音、加速、光の演出が一緒になって、クルマ全体が「これから本気を出しますよ」と盛り上げてくれます。

こうした演出を不要と感じる人もいるかもしれません。

でも、実際に運転すると素直にワクワクします!


シビック e:HEV RSより段違いに楽しかった

同じ日に試乗したシビック e:HEV RSも、Honda S+ Shiftによる疑似変速とサウンドが面白いクルマでした。

シビックRSは、しっかりした足まわりと安定感があり、高速道路や長距離でも安心して走れそうです。後席や荷室も広く、1台ですべてをこなせる実用性があります。

一方のSuper-ONEは、もっと小さく、もっと軽く、操作に対する反応がダイレクトです。

絶対的な速さや長距離での快適性ではシビックRSが上だと思います。

しかし、街中を少し走っただけでも感じられる楽しさでは、Super-ONEのほうが段違いに上でした。

車体が小さいので、普段使いの速度でも性能を持て余しにくい。アクセルを踏み、ハンドルを切るという普通の操作そのものが楽しいんです。

高性能なクルマで速く走る楽しさとは違い、小さなクルマを思いどおりに動かす楽しさがあります。


後席:大人が乗れるが、広さには割り切りも必要

ホンダ Super-ONEの後席

Super-ONEは4人乗りで、後席もきちんと用意されています。

頭上には高さがありますが、前後方向や横方向の余裕は、やはりコンパクトカーなりです。

ホンダ Super-ONE後席の頭上空間

短時間なら大人4人でも乗れますが、シビックやZR-Vのような広さを期待すると狭く感じます。

今回、唯一気になったのがこの室内空間でした。

N-ONE e:のプラットフォームをベースにしていることもあり、基本的には前席中心で使うクルマだと思います。後席へ大人を頻繁に乗せる場合は、購入前に実車で確認したほうがよさそうです。


荷室:床下にはBOSEのサブウーファー

ホンダ Super-ONEのラゲッジスペース

荷室はボディーサイズを考えれば十分な広さです。

開口部が大きく、日常の買い物や小旅行の荷物なら問題なく積めそうです。

リアシートには、背もたれを倒してフラットな荷室を作れるダイブダウン機構と、座面を跳ね上げられるチップアップ機構があります。

高さのある荷物を載せられるのは、Nシリーズらしい便利なところです。

ホンダ Super-ONE荷室床下のBOSEサブウーファー

荷室床下にはBOSEサウンドシステムのサブウーファーが入っているため、床下収納として使えるスペースは限られます。

それでも、音質のよさを考えれば納得できる装備です。


気になったところ

Super-ONEはかなり楽しいクルマでしたが、購入前に確認したい点もあります。

  • 後席や室内の横方向はそれほど広くない
  • 4人乗りなので、5人での移動には使えない
  • 一充電走行距離は274kmで、長距離移動では充電計画が必要
  • 自宅に充電設備がないと、EVならではの便利さを生かしにくい

普通充電は、6kW以上の充電設備を使用した場合、警告灯が点灯した状態から満充電まで約4.5時間。50kW以上の急速充電器では、約30分で80%まで充電できます。

自宅に充電設備があれば、帰宅後に接続しておくだけで翌朝には充電が終わっています。

逆に、自宅で充電できない環境では、外出先の充電器を探す必要があります。

Super-ONEが欲しくなった一方で、充電設備がないことが自分にとって一番大きな問題です。


まとめ:充電設備があれば、本気で欲しい!

Super-ONEへ試乗して感じたポイントをまとめます。

  • コンパクトで軽く、街中でもきびきび走る
  • アクセルやハンドルへの反応が素直で運転しやすい
  • BOOSTモードでは最高出力が70kWまでアップ
  • 疑似変速とエンジンサウンドの演出がワクワクする
  • 低重心で、小さなボディーでも安定感がある
  • BOSEプレミアムサウンドシステムの音質がいい
  • 個性的な内外装で、乗り込むだけでも楽しい
  • シビック e:HEV RSより、日常の速度域で楽しさを感じやすい
  • 後席や室内空間は広くない
  • 自宅に充電設備があるかどうかが購入の大きなポイント

Super-ONEは、広さや航続距離だけを比べれば、もっと実用的なクルマがほかにあります。

しかし、毎日の移動を楽しくしてくれるという点では、かなり魅力的な1台でした。

シビック e:HEV RSもいいクルマでしたが、試乗を終えたあとに「もう一度乗りたい」と強く思ったのはSuper-ONEのほうです。

コンパクトな車体をきびきび動かす楽しさ。BOOSTスイッチを押したときの加速とサウンド。そして、BOSEで好きな音楽を聴きながら走る気持ちよさ。

自宅に充電設備があれば、本気で欲しいクルマです。

気になっている方は、スペックだけで判断せず、ぜひBOOSTモードまで試乗してみてください。

ではでは!


参考リンク

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